返済日が近づくたびに、考えることがあった。
どこの口座から、いくら引き落とされるのか。
その口座に、いくら残っているのか。
借入先が4社あると、これを4回くり返すことになる。
7月、そのうちの2社を、ひとつにまとめた。
返済先は、4社から2社に。
金利は下がったけど、借金の総額は増えた。
全部まとめるつもりで申し込んで、通ったのは一部だけだった。
その過程で分かったことも含めて、詳細を書いていく。
第1章:返済先が4つあるということ
僕の場合、有利子の借入先は4社あった。
カードローンが3社と、クレジットカード1社のショッピング残高。
引き落とし日は、4日、5日、10日、そして27日。
返済額も、金利も、借入先ごとに違う。
残高は、毎月変わる。
4社を合わせた返済額は、月に約12.4万円。
でも、重いのは金額だけじゃなかった。
返済日の前に、口座の残高を確認する。
足りなければ、どこかから移す。
引き落としが終わったら、残高を記録する。
これを、借入先の数だけくり返す。
一つひとつは、数分で終わる作業だ。
それでも、返済のことが頭から消える日は、月にほとんどなかった。
やるべきことが頭に残っていると、それだけで他のことに使えるリソースが減る。
お金の心配は判断力を奪う、という研究について、以前に書いた。
僕が減らしたかったのは、この部分だった。
第2章:おまとめは、2年前に一度断られている
2-1. 借入先8社
おまとめを考えたのは、今回が初めてではない。
2024年の夏、一度申し込んで、審査に落ちている。
おまとめローンは、借入先が3社までが理想で、4社以上あると審査で不利になると言われている。
当時の僕の借入先は8社で、その基準から大きく外れていた。
審査結果のメールが届いたとき、理由の説明はなかった。
そのときに思ったことを、以前の記事にこう書いた。
本当におまとめが必要な人ほど、おまとめが組めない。
→ 親に400万を借りた話。総額を正直に言えなかった、相談した夜
2-2. 2年間の変化
この2年で、状況は動いていた。
借入先が、8社から4社に減っていた。
ひとつは、両親から無利子でお金を借りて、金融機関からの借入をいくつか返したこと。
もうひとつは、先月書いたとおり、借入先の一社が増額になり、その枠で高い金利の借入を返したこと。
今回、一部でもおまとめができたのは、この差が大きいと思っている。
審査の基準は公開されていないので、確かめようはない。
ただ、数が減らなければ土俵にも乗らなかった、という感覚はある。
もっとも、借入先さえ減れば通る、という単純な話でもない。
6月の中旬に、別のカードローンで増額の申請をしている。
枠を広げて、他の借入を返すつもりだった。今回のおまとめと、やろうとしたことは同じだ。
そちらは、通らなかった。
このときも、理由の説明はない。
何が見られているのかは、僕には分からない。
それでも、本当におまとめが必要な人ほど組めないという構造は、変わっていないと思う。
貸す側から見れば、当然のことだ。
借金が大きい相手ほど、貸すリスクは高い。
第3章:450万→510万→360万
申し込んだのは、7月1日。
申込先は、すでに取引のあったカードローンの一社にした。
おまとめローンの扱いがあり、これまでの利用の記録も残っている。
新しく一から審査を受けるより、可能性があると考えた。
申し込みは、ウェブで行った。
このとき希望した金額は、450万円だった。
翌日の7月2日に、本人確認と、収入を証明する書類を提出した。
出したのは、源泉徴収票と、確定申告書と、住民税の決定通知書。
本業の給与と、副業の売上の両方が載る書類だ。
これも、ウェブで提出。
7月6日に、審査の一次回答の電話が来た。
このとき初めて、担当者と詳細なやりとりをした。
他社からの借入額について聞かれ、一社ずつ、残高を答えていく。
そのやり取りの中で、予備費も考えておいたほうがいいという話があった。
完済に必要な額ちょうどで組んでしまうと、何かあったときに動けなくなる。
完済したところから、また借りることになりかねない。
そういう意味だと、僕は受け取った。
自分名義の有利子の借入は、全部まとめるつもりだったので、それに予備費を足した510万円で申し込み。
7月10日に、審査の最終結果の連絡がきた。
決まった枠は、360万円。
全部はまとまらない。
それが、はっきりした瞬間だった。
でも、断ろうとは少しも思わなかった。
1社にはできなかったけれど、4社が2社になる。
何より、年18%で借りていた分を、年6.8%に置き換えられる。
その差は、僕にとって十分に大きかった。
第4章:一部だけが、まとまった
4-1. まとまった2社
実行したのは、7月14日だ。
2社に完済の申し込みをする。
借り入れたお金を、自分で指定口座に振り込んだ。
まとめたのは、次の2社。
| 借入先 | 残高 | 金利 |
|---|---|---|
| クレジットカード(ショッピング) | 約130.4万円 | 年18% |
| カードローン | 約117.7万円 | 年11.6% |
| 合計 | 約248.1万円 | ― |
この2社の残高が0円になり、その分が、年6.8%の借入に移った。
残った借入先は、カードローン2社。
4社が2社になった。
4-2. 残った約56万円の枠
通った枠は、360万円。
その中身は、こうなっている。
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 申し込み時点の残高 | 約17万円 |
| 完済のための借入 | 274万円 |
| 空き枠 | 約69万円 |
申し込みのときに言われた、予備費という言葉を思い出した。
結果として、そういう枠になっている。
今の僕には、約56万円を借りられる枠が残っている。
7月末までに、13万円を追加で借りたからだ。
6月の副業の売上が落ちていて、7月末の支払いの不足分を補う必要があった。
使わないようにしたい枠から、まとめた当月に借りている。
それでも、手元にお金がないから借りる、という繰り返しは断ちたかった。
借りられる枠ではなく、自分のお金で備えたいと思っている。
第5章:金利は下がった。それでも総額は増えた
数字で見ていく。
| まとめる前 | まとめた後 | |
|---|---|---|
| 対象の借入残高 | 約248.1万円 | 約248.1万円 |
| 金利 | 年18%・年11.6% | 年6.8% |
| 年間の利息 | 約37.1万円 | 約16.9万円 |
| 月々の返済額 ※ | 約12.4万円 | 約8万円(見込み) |
※返済額のみ、有利子の借入4社の合計。他の行は、まとめた2社分の数字です。
変わっていないのは、いちばん上の行だ。
利息の差は、年間で約20.3万円。月にすると、約1.7万円。
毎月の返済額も、約4.4万円下がる。
ただし、この約4.4万円のすべてが、利息が減ったことによるものではない。
| 約4.4万円の中身 | 金額 |
|---|---|
| 利息が減った分 | 約1.7万円 |
| 返済のペースが緩んだ分 | 約2.7万円 |
毎月の支払いが楽になった代わりに、返し終わるまでの時間は長くなる。
返済期間が延びれば、最終的に払う総額は増えることがある。
ここは、はっきり書いておきたい。
おまとめは、借金が減る手続きではない。
借りる先が変わることで、金利は下がる。
でも、元本が減るわけではない。
実際、僕の場合は、この借り換えで借金の総額が約38.7万円増えた。
完済のために借りたのは、274万円。
まとめた2社の残高、約248.1万円より多い。
完済には、そのときまでの利息の清算が要る。
クレジットカードには、リボにしていない利用分もあった。
それに加えて、7月末までに13万円を借りている。
残高の数字だけを見て、その額を借りれば足りる、という話ではなかった。
整理は進んだのに、総額は増えた月だった。
それでも、僕はこの判断をした。
年18%を年6.8%にできたこと。
そして、毎月考える対象が、4社から2社に減ったこと。
その二つを、総額が増えることより優先した。
同じ条件が誰にでも当てはまるとは思っていない。
金利がどう変わるかも、いくらの枠が通るかも、審査を受けてみるまで分からない。
僕の場合は、こうだった、という話だ。
結び
返済先が2社になって、何が変わったか。
引き落とし日を、2つ覚えていればよくなった。
残高を確認する先も、2つ。
たったそれだけのことだと思う。
でも、頭のどこかで動いていたものは、確かに減った。
担当者からは、約半年後に増額の再審査ができるようになると説明を受けた。
そこでもう1社もまとめられれば、返済先はひとつだけになる。
ただ、審査が通る保証はない。
いま言えるのは、7月に返済先が2社減って、金利が下がって、総額は増えた、ということだけ。
そして、コツコツと返済を続けていく。
その過程は、数字で正直に残しておく。
複利の奴隷から、成り上がるまで。


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