8月10日にAmazon Flexで初めて稼働した話は、前回の記事に書いた。指定された時間の枠、ブロックと呼ばれる単位ごとに報酬が決まっていて、1ブロックにつき基本的に1回の配達をする仕組みだった。配達した件数ではなく、時間で報酬が決まる。
あれから3週間が経って、状況が少し変わった。
最初は、当日でもオファーが取れていた
初めて稼働した8月10日、僕は13時台のブロックを、開始の30〜40分前に取った。前日から予約しておいたわけではない。当日の昼に見て、空いていたから取った。
その日は5ブロックをこなしたのだが、次のオファーも待機している間に取れた。1ブロックが終わって待っている間にアプリを開き、次を取る。それを繰り返せるくらい、枠に余裕があった。
前もって確保しておく、という発想自体がなかった。
変化を感じたのは8月23日の日曜日だった。その日に稼働しようとアプリを開いたら、空いていたのは23時10分からの40分ブロック、1件だけだった。
受けるかどうか迷った。その間に、そのブロックも消えた。
結局、その日は稼働できなかった。
待機している人の数も変わった。初めの頃より、明らかに少ない。
理由は分からない。僕が見ているのは限られた時間帯と、限られた場所だけだ。季節なのか、曜日なのか、稼働する人が増えたのか、判断できるだけの材料を持っていない。
インスタントオファーという入口
アプリのメニューに「インスタントオファーマップ」という項目がある。公式サイトでは「即時オファー」と呼ばれている機能だ。
開くと地図が表示され、左上にトグルがある。これをオンにするとオンライン状態になり、オファーが届くようになる。オフにすれば届かない。
事前にオファーを取る場合は、拠点をフィルタで絞り、並んでいる枠の中から自分で選ぶ。
インスタントオファーは逆だ。フードデリバリーの配達依頼と同じように、向こうから飛んでくる。表示されるのは拠点の場所、ブロックの開始時刻と終了時刻、報酬額。画面には60から数字が減っていくカウントダウンが出ていて、その間に受けるかどうかを決めることになる。
どういう条件で飛んでくるのかは分からない。ただ、自分がいる場所から10分ほどで移動できる範囲にいるときに届いているように感じる。
行ったことのない場所からもオファーが来たことがある。自分では選ばなかったところだ。
アプリには「今すぐ利用可能」の機能をオファーページに移動した、という案内も出ていた。
届いたオファーの中身
オファーには開始時刻と終了時刻、ブロックの長さ、報酬額が表示される。
といっても、僕が稼働した回数はまだ多くない。以下は限られた範囲で見たものだ。
大体は40分のことが多い。ただ、1度だけ31分という枠が届いたことがある。
報酬額にも幅がある。同じ場所の同じ40分でも、時間帯が違えば額が違った。1,533円のときもあれば、1,267円のときもある。時間帯によって変わるようだが、何を基準にどう決まっているのかまでは分からない。
チェックインの期限もオファーごとに違った。7分以内のこともあれば、17分以内のこともある。何で決まっているのかは分からない。
オファーの説明には、ブロックの長さは稼働時間の推定であり、実際の稼働時間とは異なる場合がある、と書かれている。荷物の数や配送先は受諾の時点では未確定で、当日にチェックインした後にアプリで確認できる、とも書かれていた。
実際、枠の時間より早く終わったことがあった。そのときはチェックアウトが完了した旨の画面が出て、このブロックの料金が支払われること、信頼性評価には影響しないことが表示された。
どういう条件で早く終わるのかは、分からない。
疲れている日に、動きながら受けた
8月31日、本業を終えてから仮眠を取るつもりが、2時間ほど寝てしまった。起きても疲れが残っている感覚がある。
それでも稼働することにして、最初はフードデリバリーの方で動いていた。
1時間半ほど経った頃、インスタントオファーが届く。40分のブロックだった。
休憩も兼ねて、受けることにした。
そのブロックが終わった後は、またフードデリバリーに戻った。その途中でもインスタントオファーは何度か届き、条件が合ったものをもう1件受けた。
前日までに枠を取る形だと、こうはならない。予約した時間に合わせて動くことになるし、その前後をどう使うかも枠の位置で決まってしまう。疲れているかどうかは、その時になってみないと分からない。
インスタントオファーは、動きながら受けられる。走っている最中に通知が来て、内容を見て、決める。見送っても、また別のオファーが来ることもある。
フードデリバリーは、振れ幅がある。依頼が続けて入ることもあれば、来ないこともある。店で待つ時間や、道に迷った時間が、そのまま収入の差になる。自分で動けば上げられるが、下がることもある。
Amazon Flexは、拘束される時間に対して報酬が先に決まっている。1ブロックでの稼働は1回、もしくは待機だけで終わることもある。
その日フードデリバリーを続けたほうが、売上は多かったかもしれない。ただ、体力の消費を抑えたまま稼ぐことはできた。疲れているときには、そのほうがよかった。
使い分けの幅が増えただけ
事前にオファーを取る形は、計画的に組める。何日の何時に働くかを先に決めて、そこに合わせて生活を組み立てられる。
ただ、今は前日か前々日に取らないと枠が残っていない。そうすると、当日の状況に対応できなくなる。雨が降って稼ぎ時になっている日に、先に押さえた枠があると、そちらに動けない。
インスタントオファーなら、その日の状態を見てから決められる。疲れているか、天気はどうか、どちらが稼げそうか。ただし、来るかどうかは分からない。
どちらが良いという話ではない。僕は事前に決めるより、その時々に合わせて調整するやり方のほうが好きだ、というだけの話でもある。
分からないことはまだ多い。報酬額がどう決まっているのか、チェックインの期限が何で変わるのか、なぜ早く終わることがあるのか。サービス自体がまだ新しいので、仕組みも変わっていくのかもしれない。
稼働の回数を重ねれば見えてくるのかもしれないし、そうならないのかもしれない。しばらくは、使いながら見ていくことになる。
選択肢は増えた。あとは、その都度決めていく。
複利の奴隷から、成り上がるまで。


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